タンク容量サイズ別で選ぶ
エアーコンプレッサーは、用途に合ったタンク容量を選ぶことで、作業効率も仕上がりも大きく変わります。ここでは容量の考え方と、用途別の最適モデルをわかりやすくご案内します。
タンク容量で何が変わるか
タンク容量はエアの蓄えられる量。容量が大きいほど圧力の落ち込みが少なく、連続作業や高負荷ツールに強くなります。小型は取り回しと立ち上がりが速く、移動やスポット作業に向きます。
まずは3ステップで容量を決める
ステップ1 作業内容と使用時間を決める
連続か断続か、1回の作業時間、1日の総運転時間を想定します。
ステップ2 ツールの空気消費量を確認
インパクト、サンダー、スプレーガンなどの必要空気量を把握します。
ステップ3 設置環境と電源を確認
100Vか三相200Vか、搬入経路、騒音配慮の要否を確認します。
容量別の目安と向いている用途
6L(超小型)
持ち運び最優先。エアダスター、タイヤ空気入れ、簡易ブローに最適。
推奨モデル:アルミ6L
30L(標準)
DIY全般、軽い塗装、清掃、エアブラシなど。
推奨モデル:スチール30L、アルミ30L
50L(準業務)
サンダー、簡易塗装、整備ツールを安定運転。
推奨モデル:スチール50L、アルミ50L
80L(業務用)
整備・板金・加工ラインでの連続使用、複数ツールに対応。
推奨モデル:スチール三相200V80L
140L(大型)
長時間連続、設備動力や生産ラインの安定供給に。
推奨モデル:三相200V140L
300L(サブタンク)
既存機の息切れ対策、圧力安定化、複数ライン分岐に最適。
推奨モデル:サブタンク300L
作業別の必要空気量早見表
| 用途 | 目安空気量(L/min) |
|---|---|
| 塗装(スプレーガン中口径) | 120〜250 |
| 研磨(ダブルアクションサンダー) | 200〜300 |
| 整備(インパクトレンチ) | 150〜350 |
| 清掃(ブローガン) | 80〜150 |
| 歯科・精密(タービン・ブラスター) | 50〜150 |
容量別おすすめ構成と選定ポイント
30Lを選ぶなら
断続作業が中心、設置スペース小、価格優先。アルミ30Lは軽量で車載にも最適です。
50Lを選ぶなら
吐出の安定を重視、塗装やサンダーを快適に。スチール50Lはコスパ、アルミ50Lは可搬性重視。
80Lを選ぶなら
連続負荷や同時使用、業務用電源が確保できる環境に。三相200Vで効率運転、ライン用途に最適。
サブタンクを足すなら
今の使い勝手を崩さず余裕を増やす。300Lサブタンクで圧力ドロップを低減。
連続使用を安定させるコツ
- 休止比率を設けて温度上昇を抑える
- ホース径を適正化し圧力損失を減らす
- ドレン排出とフィルタ清掃で流量を確保
よくある質問
Q. タンクが大きいと音は大きくなりますか?
A. 静音設計は共通です。容量よりもモーター仕様と吸音・防振が影響します。
Q. 30Lと50Lの体感差は?
A. 圧力の落ち込みに対する余裕と作業のリズムが改善します。
Q. サブタンク追加の効果は?
A. 吐出ピークの吸収と圧力安定化。モーター負荷の平準化にも有効です。
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