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コンプレッサー専門店のヒントとコラム

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エアーコンプレッサーが動かない原因と対処法|症状別の診断・修理手順を専門店が解説

エアーコンプレッサーが動かない原因を調べているなら、エアセルフのオイルレスコンプレッサーがトラブルの少ない安心の選択肢です。コンプレッサーの不具合は大きく分けて「電源が入らない」「モーターが唸るだけで回らない」「動くが圧力が上がらない」「途中で停止する」の4パターンに分類でき、原因の約70%はユーザー自身で確認・対処できるものです。エアセルフはこの記事では、症状ごとの原因特定フロー、具体的な修理手順、そしてDIY修理と業者依頼の判断基準まで詳しく解説します。

症状別の原因一覧表|まず自分の状況を確認

コンプレッサーが動かないとき、最初にやるべきことは「どの症状に該当するか」の特定です。原因は症状ごとにまったく異なるため、正確な分類が解決への近道になります。以下の表で自分の症状を確認してください。

症状 考えられる主な原因 緊急度 自分で対処
電源が入らない(完全に無反応) 電源プラグ抜け・ブレーカー落ち・電源コード断線・スイッチ接触不良 可能
モーターが唸るが回らない 起動コンデンサの劣化・電圧降下・モーター焼損・軸固着 一部可能
動くが圧力が上がらない エアー漏れ・逆止弁不良・ピストンリング摩耗・吸気フィルター詰まり 一部可能
途中で止まる(数分で停止) サーマルリレー作動(過熱保護)・延長コード使用・周囲温度過高 可能
異音がして動かない ベアリング摩耗・ピストン損傷・バルブプレート破損 修理業者推奨
ブレーカーが落ちる 回路容量不足(15A以上必要)・漏電・モーター内部短絡 一部可能
モーターは動くがエアーが出ない ドレンバルブ開放・ホース接続不良・レギュレーター故障 可能
電源は入るが起動しない 圧力スイッチが上限圧で停止中・ドレンバルブ閉め忘れ 可能

※オイルレスモデルの場合、オイル関連の故障(オイル不足・劣化によるシリンダー焼付き等)は構造上発生しません。

パターン(1) 電源が入らない場合のチェック手順

スイッチをONにしてもランプが点灯せず、モーターも完全に無反応という症状は、電気系統のトラブルです。以下の順番でチェックしてください。

ステップ1: 電源プラグの確認

意外なほど多いのがプラグの抜けや接触不良です。プラグをコンセントから一度抜き、10秒待ってから差し直してください。コンセント側の問題を切り分けるために、ドライヤーなど別の電化製品を同じコンセントに差して通電するか確認します。

ステップ2: ブレーカーの確認

コンプレッサーの起動時には定格の3~5倍の突入電流が流れます。100Vモデルの場合、起動時に約30~50Aが瞬間的に流れるため、15A回路のブレーカーが落ちることがあります。分電盤を確認し、該当回路のブレーカーが落ちていないかチェックしてください。

ステップ3: 電源コードの損傷チェック

電源コードに折れ・潰れ・被覆の破れがないか目視で確認します。特にプラグの根元とコンプレッサー本体への接続部は断線しやすい箇所です。テスターがあればコードの導通確認を行ってください。

ステップ4: 電源スイッチの接触不良

スイッチを何度かON/OFFしてみてください。スイッチ内部の接点が酸化している場合、切り替えの衝撃で一時的に復活することがあります。改善しない場合はスイッチ交換が必要です。

パターン(2) モーターが唸るだけで回らない場合の対処法

電源は入りモーターから「ブーン」「ウーン」という唸り音がするのに回転しない場合は、起動トルク不足の可能性が高いです。この状態を放置するとモーターが過熱して焼損するため、すぐに電源を切ってください。

原因(A): 起動コンデンサの劣化

単相100Vモーターには起動用コンデンサが内蔵されています。コンデンサが劣化すると、モーターの起動トルクが足りず回転を始められません。コンデンサの寿命は使用環境にもよりますが、概ね5~10年が目安です。外観上の判断ポイントは以下の3つです。

(a) コンデンサの筐体が膨らんでいる: 内部でガスが発生しており、容量が低下しています。交換が必要です。

(b) コンデンサの端子周辺にオイルのシミがある: 電解液が漏れています。即座に交換してください。

(c) テスターで容量を計測すると定格の80%以下になっている: 劣化が進んでいます。定格値はコンデンサ本体に記載されています。

コンデンサの交換自体は同じ規格品(容量uFと耐電圧)を購入すれば比較的簡単ですが、感電の危険があるため必ず電源を抜いた上で放電してから作業してください。

原因(B): 電圧降下

細い延長コードや長い延長コード(10m以上)を使っていると、電圧が大幅に降下してモーターが起動できなくなります。コンプレッサーに延長コードを使う場合は、太さ2.0mm2以上、長さ5m以内が推奨です。可能な限り壁のコンセントに直接差してください。

原因(C): モーター焼損

焦げた臭いがする場合はモーターの巻線が焼損しています。テスターで巻線の絶縁抵抗を計測し、1MΩ以下であれば焼損の可能性が高いです。この場合はモーター交換が必要で、DIY修理の範囲を超えます。

パターン(3) 動くが圧力が上がらない場合の診断

モーターは正常に回転しているのに、タンク内の圧力が上がらない(またはいつもより上昇が遅い)場合は、圧縮系統の問題です。段階的にチェックしていきましょう。

チェック(1): ドレンバルブが閉まっているか

タンク底部のドレンバルブが開いたままだと、圧縮した空気がそのまま排出されてしまいます。前回の水抜き作業後に閉め忘れるケースが多いです。

チェック(2): エアー漏れの箇所特定

石鹸水をスプレーボトルに入れ、配管の接続部・カプラー・ホースの接合部に吹きかけます。泡が出る箇所がエアー漏れの箇所です。特にカプラーの接続部とホースの根元は漏れやすいポイントです。

チェック(3): 吸気フィルターの汚れ

吸気フィルターがホコリや粉塵で詰まると、十分な空気を吸い込めず吐出量が低下します。フィルターを取り外し、エアダスターで清掃するか交換してください。木工作業場など粉塵の多い環境では月1回の清掃が目安です。

チェック(4): 逆止弁(チェックバルブ)の不良

逆止弁が劣化すると、圧縮した空気がシリンダー側に逆流してしまいます。コンプレッサーを停止した直後にタンクの圧力が急速に低下する場合は逆止弁の故障が疑われます。正常な逆止弁であれば、停止後も圧力はほとんど変化しません。逆止弁の交換は比較的安価(1,000~3,000円程度)で、工具があればDIY可能です。

チェック(5): ピストンリングの摩耗

使用年数が5年以上のコンプレッサーでは、ピストンリングの摩耗により圧縮効率が低下していることがあります。新品時と比べてタンクが満タンになるまでの時間が倍以上かかる場合は、ピストンリングの摩耗が考えられます。この場合は修理業者への依頼を検討してください。圧力が上がらない問題の詳しい解説は圧力が上がらない場合のトラブルシューティングもご参照ください。

パターン(4) 途中で止まる・サーマルリレーの仕組みとリセット方法

コンプレッサーが起動後しばらくして自動停止する場合、ほとんどのケースでサーマルリレー(過熱保護装置)が作動しています。サーマルリレーはモーターの過熱を検知して強制的に電源を遮断する安全装置で、故障ではなく正常な保護動作です。

サーマルリレーが作動する主な原因:

(a) 周囲温度が高い: 夏場の直射日光下やガレージ内温度が35度以上の環境では、モーターが冷却しきれずサーマルが作動しやすくなります。風通しのよい日陰に移動してください。

(b) 延長コードによる電圧降下: 電圧が低いとモーターに流れる電流が増加し、発熱量が増えます。壁のコンセントに直接接続してください。

(c) 連続運転時間の超過: 一般的な100Vコンプレッサーの連続運転時間は15~30分が目安です。連続でエアーを使い続けると、モーターが休む暇がなく過熱します。

(d) 吸気フィルターの詰まり: フィルターが詰まると圧縮効率が低下し、同じ圧力に達するまでモーターがより長時間回り続けるため過熱します。

サーマルリレーのリセット手順:

(1) 電源スイッチをOFFにする。

(2) 電源プラグをコンセントから抜く。

(3) モーターが冷えるまで20~30分待つ(手で触れて熱くない程度)。

(4) サーマルリレーのリセットボタン(多くの機種ではモーター付近の赤いボタン)を押す。カチッと手応えがあればリセット完了。

(5) 電源プラグを差し直し、電源をONにする。

リセット後も繰り返しサーマルが作動する場合は、根本原因(電圧降下・フィルター詰まり・軸受け摩耗)を解消する必要があります。

使用年数別に多い故障原因

コンプレッサーの故障原因は使用年数によって傾向が異なります。自分の機器の使用年数と照らし合わせて、原因の絞り込みにお役立てください。

使用年数 多い故障原因 対処の目安
購入直後~6か月 初期不良(圧力スイッチ設定ミス・配線不良)・使い方の問題(延長コード・ドレンバルブ閉め忘れ) メーカー保証で対応
1~3年 吸気フィルター詰まり・ドレン水の放置による内部腐食・カプラー接続部の漏れ 清掃・消耗品交換で対応
3~5年 起動コンデンサの容量低下・圧力スイッチの接点劣化・逆止弁の劣化 部品交換(DIY可能)
5~8年 ピストンリング摩耗・ベアリング摩耗・バルブプレート劣化 修理業者か買い替え検討
8年以上 モーター巻線の絶縁劣化・タンク内部の腐食進行・全体的な性能低下 買い替え推奨

オイルレスコンプレッサーはオイル式と比較して、オイル劣化・オイル不足による焼付きのリスクがないため、3~5年の期間で発生するトラブルが少ない傾向にあります。

DIY修理と業者依頼の判断基準

「自分で直せるのか、プロに任せるべきか」は多くの方が迷うポイントです。以下の基準で判断してください。

DIYで対処できるケース:

(a) ドレンバルブの閉め忘れ・プラグの差し直し・ブレーカーの復帰など、操作ミスの是正。費用ゼロ、所要時間5分以内。

(b) 吸気フィルターの清掃・交換。フィルター代500~2,000円程度。

(c) 逆止弁の交換。部品代1,000~3,000円、レンチがあれば30分程度。

(d) サーマルリレーのリセット。費用ゼロ、所要時間30分(冷却含む)。

業者依頼が必要なケース:

(a) モーターの焼損(焦げた臭い・絶縁抵抗の低下)。モーター交換費用15,000~40,000円。

(b) ピストン・シリンダーの損傷(異音を伴う)。修理費用20,000~50,000円。

(c) 漏電が疑われる場合(感電の危険あり)。電気工事士の資格が必要。

修理費用が購入価格の50%を超える場合は、買い替えのほうが経済的です。特に5年以上使用したコンプレッサーは、修理しても別の部品が連鎖的に故障するリスクが高く、買い替えの検討をおすすめします。エアセルフの商品一覧ページで最新モデルの価格をご確認ください。

トラブルを未然に防ぐメンテナンス習慣

コンプレッサーの故障の多くは、日常的なメンテナンスで予防できます。以下の3つの習慣を身につけるだけで、故障率は大幅に下がります。

(1) 使用後のドレン抜きを毎回行う

圧縮空気にはかならず水分が含まれており、タンク内に水が溜まります。この水を放置するとタンク内部が腐食し、最悪の場合タンクに穴が開きます。使用後は毎回ドレンバルブを開けて水を排出してください。冬場は特に結露量が増えるため注意が必要です。

(2) 吸気フィルターの定期清掃

月1回(粉塵環境なら週1回)フィルターを取り外してエアダスターで清掃します。詰まったフィルターはモーターの過負荷に直結し、サーマルリレーの頻繁な作動やモーター焼損の原因になります。

(3) 延長コードを使わない

可能な限り壁コンセントに直接接続してください。やむを得ず延長コードを使う場合は、太さ2.0mm2以上・長さ5m以内の太いコードを使用し、ドラム型の巻き取り式は必ず全て引き出した状態で使用してください(巻いた状態は発熱の原因になります)。コンプレッサーの騒音に関する問題は異音トラブルの解決ガイドも参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 電源を入れてもまったく反応しません。故障ですか?

A. 故障とは限りません。まずコンセントに他の電化製品を差して通電を確認してください。コンセントは正常なのにコンプレッサーだけ反応しない場合は、電源コードの断線か内部のヒューズ切れの可能性があります。テスターでコードの導通を確認し、断線があればコード交換が必要です。

Q. モーターが「ブーン」と唸るだけで回転しません。どうすればいいですか?

A. すぐに電源を切ってください。放置するとモーターが焼損します。最も多い原因は起動コンデンサの劣化で、使用5年以上の機器で頻発します。コンデンサ本体に膨らみや液漏れがないか確認し、劣化が見られたら同じ規格品に交換してください。コンデンサ自体は1,000~3,000円程度で入手できます。

Q. サーマルリレーのリセットボタンが見つかりません。どこにありますか?

A. 多くの機種ではモーター本体の側面か背面に赤色(または黒色)の小さなボタンがあります。圧力スイッチの近くに付いているモデルもあります。お手元の取扱説明書で位置を確認してください。ボタンが見当たらない場合は、自動復帰型サーマルリレーが使われている可能性があり、20~30分冷却すれば自動的にリセットされます。

Q. タンクの圧力が満タンにならず、途中で止まってしまいます。

A. 圧力スイッチのカットオフ圧力の設定が低くなっている可能性があります。圧力スイッチの設定値を確認し、工場出荷時の値(多くのモデルで0.8MPa)に戻してください。設定値が正常な場合は、ピストンリングの摩耗や逆止弁の不良が考えられます。

Q. コンプレッサーを起動するとブレーカーが落ちます。

A. コンプレッサーのモーター起動時には定格の3~5倍の突入電流が流れます。15Aの回路に他の電化製品(エアコン・電子レンジなど)を同時に使っていると容量オーバーでブレーカーが落ちます。コンプレッサー専用に1回路を確保し、他の機器と同時使用を避けてください。それでも落ちる場合は漏電の可能性があるため、電気工事業者に相談してください。

Q. オイルレスコンプレッサーはオイル式より壊れやすいですか?

A. 一般的にオイルレスは耐久性で劣ると言われますが、エアセルフのモデルは高品質なピストンリングと精密加工により十分な耐久性を確保しています。むしろオイル管理が不要なため、メンテナンス不足による故障リスクはオイル式より低いです。詳しくはオイルレスコンプレッサーの耐久性に関する解説記事をご覧ください。

Q. 修理費用が高い場合、買い替えたほうがいいですか?

A. 修理費用が購入価格の50%を超える場合は買い替えを検討してください。特に5年以上使用した機器は、1か所を修理しても別の部品が連鎖的に劣化しているケースが多いです。最新モデルは省エネ性能や静音性が向上しているため、トータルのコストパフォーマンスでは買い替えが有利になることが多いです。

Q. 長期間使わないとき、どう保管すれば故障を防げますか?

A. (a) タンク内の圧縮空気を全て抜く(ドレンバルブを開放)。(b) タンク内の水を完全に排出する。(c) 吸気口にカバーをしてホコリの侵入を防ぐ。(d) 湿度の低い屋内に保管する。これらを行うことで、半年~1年放置しても問題なく再使用できます。

まとめ

  • コンプレッサーが動かない原因の約70%は、プラグの差し直し・ブレーカーの復帰・ドレンバルブの閉め忘れ・サーマルリレーのリセットなど、自分で対処できるもの
  • モーターが唸るだけで回らない場合は起動コンデンサの劣化を疑い、膨らみや液漏れを確認する
  • 修理費用が購入価格の50%を超える場合、または使用年数が5年以上の場合は買い替えが経済的

エアセルフは超静音・オイルレスのエアーコンプレッサー専門店として、東京大学・トヨタをはじめ多くのお客様にご採用いただいている品質で、長く安心して使えるコンプレッサーをお届けしています。トラブルでお困りの方、買い替えを検討中の方は、お気軽に無料相談をご利用ください。

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