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コンプレッサー専門店のヒントとコラム

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エアーコンプレッサーにサブタンクは必要?|判断基準と代替案を解説

エアーコンプレッサーのサブタンク選びなら、エアセルフの大容量タンクモデルが最もコスパの良い解決策です。累計

サブタンクとは?基本的な役割と仕組み

サブタンクとは、コンプレッサー本体のタンク(メインタンク)に追加接続する補助タンクのことです。メインタンクの圧縮空気をサブタンクにも蓄えることで、モーターを回さずに使える空気の総量を増やせます。たとえばメインタンク30L + サブタンク25Lなら、合計55L分の空気を貯めておけるため、モーターの再起動間隔が長くなり、連続作業時間が延びます。

ただし注意点として、サブタンクを追加しても吐出量(L/min)は増えません。吐出量はモーターの性能で決まるため、タンクをいくら大きくしても空気を「補充する速度」は変わりません。サブタンクはあくまで「空気の備蓄を増やす」ための装置です。

サブタンクが有効な3つのケース

サブタンクの追加が効果的なのは、以下の条件に当てはまる場合です。

ケース(1) 短時間に大量のエアを消費する作業

インパクトレンチやサンドブラスターなど、一度に大量の空気を消費する工具を使う場合、メインタンクだけでは数十秒でエアが不足し、タンクの再充填待ちが発生します。サブタンクで備蓄を増やせば、1回の充填で作業できる時間が伸びます。たとえばインパクトレンチ(空気消費量約200L/min)でタイヤ4本を連続で外す場合、30Lタンク単体では途中でエア切れしやすいですが、25Lのサブタンクを追加すれば4本連続作業が可能になるケースがあります。

ケース(2) コンプレッサーと作業場所が離れている

コンプレッサー本体を工場の隅に固定設置し、作業場所が10m以上離れている場合、配管による圧力降下が発生します。作業場所の近くにサブタンクを設置すれば、手元で安定した圧力を確保できます。この使い方では、サブタンクが「圧力のバッファ」として機能します。

ケース(3) 既存のコンプレッサーを買い替えずに容量を増やしたい

現在使っているコンプレッサーの性能自体には不満がなく、タンク容量だけ増やしたい場合、本体を買い替えるよりサブタンクを追加する方がコストを抑えられます。サブタンクは5,000〜15,000円程度で購入できるため、本体買い替え(数万円〜十数万円)と比べれば大幅な節約になります。

サブタンクが不要な3つのケース

逆に、サブタンクを買っても効果が薄い、または別の解決策の方が良いケースもあります。

ケース(1) 吐出量が根本的に足りない

エアツールの空気消費量がコンプレッサーの吐出量を大きく上回っている場合、サブタンクで備蓄を増やしても「溜まるより使う方が早い」ため、結局すぐにエアが切れます。この場合はサブタンクではなく、吐出量が大きいコンプレッサーへの買い替えが正しい解決策です。

ケース(2) 断続的な軽作業しかしない

エアダスターで清掃したり、自転車のタイヤに空気を入れる程度の用途では、空気の消費量自体が少ないため、30Lのメインタンクでも十分余裕があります。サブタンクを追加しても体感できる差はほとんどありません。

ケース(3) 新規購入でタンク容量を選べる場合

これからコンプレッサーを買う段階であれば、最初から必要十分なタンク容量のモデルを選ぶ方が合理的です。30L + サブタンク25Lの組み合わせよりも、最初から50Lモデルを購入した方がスペースも接続の手間も省けます。30Lと50Lの違いは30Lと50Lの比較ページで詳しく解説しています。

サブタンクが必要か判断する計算方法

自分の作業にサブタンクが必要かどうかを、数値で判断する方法を紹介します。

手順(1):使うエアツールの空気消費量を調べます(取扱説明書やカタログに記載)。たとえばインパクトレンチ:200L/min、スプレーガン:150L/min など。

手順(2):1回の作業で連続使用する時間を見積もります。たとえばタイヤ4本のナット外し:約2分間。

手順(3):必要空気量を計算します。「消費量(L/min) x 使用時間(min) = 必要空気量(L)」。例:200L/min x 2min = 400L。

手順(4):タンクから実際に使える空気量を計算します。タンク容量 x(最高圧力 – 使用圧力)/ 大気圧(0.1MPa)で概算できます。50Lタンク・最高0.8MPa・使用圧力0.6MPaの場合:50 x (0.8 – 0.6) / 0.1 = 100L。これにコンプレッサーが充填中に供給する空気も加わるので、吐出量 x 使用時間を足します。吐出量175L/minなら175 x 2 = 350L。合計450L。

手順(5):必要空気量(400L)に対して供給可能量(450L)が上回っていれば、サブタンクは不要です。下回っている場合は、不足分をカバーできるサイズのサブタンクを追加するか、上位モデルへの買い替えを検討してください。

サブタンクの接続方法と注意点

サブタンクの接続はシンプルですが、安全のためにいくつかの注意点があります。

接続手順

  • (1) コンプレッサーの電源を切り、タンク内の圧力を0MPaまで下げる
  • (2) コンプレッサーのエア出口とサブタンクのエア入口をエアホースまたは鋼管で接続する
  • (3) 接続部にシールテープを巻き、エア漏れを防止する
  • (4) サブタンクのエア出口にカプラを取り付け、エアツール用のホースを接続する
  • (5) コンプレッサーの電源を入れ、両方のタンクが設定圧力まで充填されることを確認する
  • (6) 接続部に石鹸水を塗布し、泡が出ないことでエア漏れがないか確認する

圧力均等化の仕組み

メインタンクとサブタンクをホースで接続すると、圧力の高い側から低い側へ空気が流れ、最終的に両方のタンクが同じ圧力になります(圧力均等化)。この際、メインタンクの圧力は単体の時より下がります。たとえば0.8MPaのメインタンク50Lに0MPaのサブタンク25Lを接続すると、均等化後の圧力は理論上約0.53MPaまで下がります。コンプレッサーはこの圧力低下を検知してモーターを再起動し、再び0.8MPaまで充填します。

安全上の注意

サブタンクの耐圧性能がコンプレッサーの最高圧力以上であることを必ず確認してください。最高圧力0.8MPaのコンプレッサーに耐圧0.6MPaのサブタンクを接続すると、破裂の危険があります。また、サブタンクにもドレンバルブが付いているので、メインタンク同様に使用後は毎回水抜きを行ってください。

サブタンク vs 大容量メインタンク|どちらを選ぶべきか

比較項目 サブタンク追加 大容量メインタンク
コスト 5,000〜15,000円 本体買い替え(数万円〜)
設置スペース 2台分のスペースが必要 1台分でコンパクト
接続の手間 ホース・継手の接続が必要 接続不要でそのまま使える
エア漏れリスク 接続部が増える分リスクあり 接続部が少なくリスク低い
移動のしやすさ 2台を別々に運ぶ必要あり 1台で完結、キャスター移動可
吐出量の改善 改善なし(タンク容量のみ増加) 上位モデルなら吐出量も向上

結論として、既存のコンプレッサーを活かしたい場合はサブタンク、新規購入や買い替えのタイミングなら大容量モデルの方が長期的に合理的です。エアセルフでは30Lから140Lまで幅広いラインナップを用意していますので、商品一覧ページで最適なタンク容量をご確認ください。

サブタンクのサイズ選び|目安と注意点

サブタンクは一般的に5L・10L・25L・38Lなどのサイズがあります。選び方のポイントは以下の通りです。

  • メインタンクの50〜100%程度のサイズが実用的。メインタンク30Lなら15〜30Lのサブタンク
  • メインタンクより大きいサブタンクは充填に時間がかかりすぎ、モーターの負担も増えるので非推奨
  • 5〜10Lの小型サブタンクは携帯性に優れるが、容量増加の効果は限定的。離れた場所でのバッファ用途向き
  • 耐圧性能は必ずコンプレッサーの最高圧力以上のものを選ぶ

よくある質問(FAQ)

Q. サブタンクを2つ以上つなげることはできますか?

A. 物理的には可能ですが、接続部が増えるほどエア漏れリスクが高まり、充填時間も長くなります。サブタンクを2つ追加するくらいなら、上位のタンク容量モデルへの買い替えを検討した方がトータルで合理的です。

Q. サブタンクを付けるとコンプレッサーの寿命に影響しますか?

A. サブタンクを追加するとモーターの1回の充填時間が長くなるため、連続運転時間が増えます。これがモーターの負担になる可能性はあります。ただし、作業中のモーター再起動回数は減るため、起動時の突入電流による負荷は軽減されます。適正サイズのサブタンクであれば寿命への大きな影響はありません。

Q. サブタンクにレギュレーターは必要ですか?

A. サブタンクのエア出口からエアツールに直接接続する場合は、サブタンク側にレギュレーターを設置することをおすすめします。圧力を一定に保てるため、塗装のムラ防止やツールの安定動作に効果があります。

Q. サブタンクにも水が溜まりますか?

A. はい、溜まります。メインタンクから送られる圧縮空気には水分が含まれているため、サブタンク内でも結露して水が蓄積します。メインタンクと同様に、使用後は毎回ドレンバルブを開けて水を抜いてください。

Q. サブタンクに逆流防止弁は必要ですか?

A. コンプレッサー本体に逆止弁(チェックバルブ)が内蔵されていれば、サブタンクからメインタンクへの逆流は起きません。エアセルフの製品には逆止弁が標準装備されています。逆止弁がない古い機種の場合は、配管途中に逆止弁を追加してください。

Q. 持ち運び用のサブタンクに空気を溜めて出先で使えますか?

A. 小型のエアータンク(携帯サブタンク)に空気を充填して持ち出すことは可能です。ただし、タンクの容量が小さいため使える空気量は限られます。タイヤの空気圧チェック程度なら使えますが、エアツールの連続使用には向きません。

Q. エアセルフのコンプレッサーでもサブタンクは使えますか?

A. はい、使えます。エアセルフのコンプレッサーは一般的なカプラ規格を採用しているため、市販のサブタンクをエアホースで接続できます。ただし、前述の通り新規購入であれば最初から大容量モデルを選ぶ方が合理的です。コンプレッサーの選び方ガイドもあわせてご覧ください。

まとめ

  • サブタンクは「空気の備蓄」を増やす装置で、吐出量は増えない
  • 既存コンプレッサーの容量不足にはサブタンク追加が低コストで有効
  • 新規購入なら最初から適切なタンク容量を選ぶ方が合理的

エアセルフは累計サブタンクの要否やタンク容量選びで迷ったら、お気軽にご相談ください。最適な構成をご提案します。

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