エアーコンプレッサーに接続するホースの内径と外径の違いについてわかりやすく解説
この記事では、ホース選びで迷いやすい2つの寸法—内径と外径—を誰でも理解できるよう丁寧に説明します。
エアーツールの性能は、実はホースのサイズによって大きく左右されます。
そのため、正しい知識を持つことはとても重要です。
この記事を読めば、あなたに最適なホースサイズが必ず選べるようになります。
内径と外径の基本的な考え方
ホースの仕様を見ると「内径 ○mm」「外径 ○mm」と表示されています。
これはとても基本的な情報ですが、意外にも理解されていない部分です。
まず内径とは、ホース内部の空気が通る実際の通路の太さを指し、外径とはホース全体の外側の太さ、つまり見た目の直径を示します。
内径はエアーの流量を決める重要な要素で、太くなるほど多くの空気が通ります。
一方で外径はホースの強度や取り回し、使用できるコネクタサイズに関わります。
この2つの違いを理解すると、トラブルが劇的に減り、自分の作業に最適なホースが選べるようになります。
初心者は外径だけを見て「太くて強そう」と判断しがちですが、エアーツールの性能に一番影響するのは 内径です。
このポイントを押さえるだけでも、ホース選びの質が一気に上がります。
なぜエアーコンプレッサーでは内径が重要なのか
エアーコンプレッサーとツールの間をつなぐホースは、空気の通り道として非常に重要な役割を果たします。
内径が小さいと空気の流れが制限され、ツールが要求する流量を満たせなくなる場合があります。
特にインパクトレンチやサンダーのように大量のエアを消費する工具では、内径6.5mm(1/4インチ)では不足し、内径8.5mm(3/8インチ)以上が推奨されることがよくあります。
逆にブローガンやタイヤの空気入れ程度であれば内径6.5mmでも十分です。
つまり、 内径が適切かどうかでツールの性能が100%発揮できるかどうかが決まる のです。
外径が重要になる場面とは
外径は「ホースの太さそのもの」なので、耐久性やしなやかさに影響します。
また、ワンタッチカプラーなどの金具は外径に合わせて設計されているため、外径が合わないとそもそも接続できません。
例えば、同じ内径6.5mmでもウレタンホースは外径が8~10mm程度、ゴムホースでは12mm前後になることもあります。
外径が太ければ頑丈になりますが、取り回しが重くなり作業性が落ちる可能性もあります。
用途によって最適な外径は異なるため、内径とのバランスを意識することが大切です。
内径と外径の違いを理解する具体例(表付き)
| 種類 | 内径 | 外径 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ウレタンホース | 6.5mm | 10mm前後 | 軽く扱いやすい |
| ゴムホース | 6.5mm | 12mm前後 | 丈夫で耐久性が高い |
| ハイブリッド | 8.5mm | 12mm前後 | 流量が必要な工具向け |
エアーツール別・推奨ホース内径
インパクトレンチ
大量のエアを消費するため 内径8.5mm以上 を推奨。
ブローガン
内径6.5mmでもほぼ問題なし。
スプレーガン(塗装)
塗装ムラを避けるため、可能なら内径8mm以上が安定。
FAQ:内径と外径についてのよくある質問
Q1. 内径と外径のどちらが重要ですか?
A. エアー量に直結するため 内径のほうが重要です。
Q2. 外径が太いほうが強いのですか?
A. はい。一般に外径が太いほど耐久性が上がります。
Q3. なぜ内径6.5mmホースが一般的なのですか?
A. DIY用途の多くのツールでは必要十分な流量を確保できるためです。
Q4. プロ用途はどのサイズ?
A. 内径8.5mm以上が一般的です。
Q5. 長いホースを使うとどうなりますか?
A. 圧力が落ちるため、内径を太くする必要があります。
Q6. ホースの外径はカプラー選びに関係しますか?
A. はい。外径が合わないと装着できません。
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