エアコンプレッサー用語解説
カタログの数字を正しく読むための用語集。各商品ページのスペック表からも参照されます。
用語解説の結論
- 結論
- カタログの数字は「吐出空気量」「タンク容量」「最高圧力」「騒音値」の4つを読めれば機種選びに困らない
- 第二種圧力容器と電源の区分は、買ってからでは取り返しがつかないので先に知っておく
- 誰のためのページか
- カタログやモールの商品説明の数字の意味が分からない人
- このページの目的
- 用語を実務の言葉に置き換え、各商品ページのスペック表から参照できるようにすること
- 書き手の立場
- 元エアコンプレッサーの開発・プロデュースに携わっていた運営者が、その専門知見をもとに、特定メーカーに偏らないアフィリエイト型メディアの立場で執筆・監修しています。 運営者情報
- 情報の出どころ
- 価格・評価は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの公式APIから取得し自動更新。スペックはメーカー公表値と販売ページの表記をもとに整理。最終更新 2026/11/05
オイルレス(オイルフリー)
潤滑油を使わない方式です。オイル交換が不要で、空気にオイルミストが混ざらないため、塗装・食品・医療・模型に向きます。一方、オイル式は耐久性と連続運転に優れ、工場用途ではオイル式が主流です。
タンク容量(L)
圧縮空気を貯めておく量です。断続使用の工具(釘打ち機、インパクトレンチ)ではタンクが大きいほど連続で打てる回数が増えます。連続使用の工具では、タンクより吐出空気量のほうが効きます。40L以上は第二種圧力容器に該当する場合があるため注意が必要です。
ドレン(水抜き)
空気を圧縮するとタンク内に水が溜まります。使用後にタンク下部のドレンコックを開けて水を抜く作業がドレン抜きです。怠るとタンクの錆び、エアツールへの水の混入、塗装の不良の原因になります。どの機種でも必要な基本のメンテナンスです。
単相200V・三相200V
単相200Vは家庭にも引き込める電源で、エアコンやIHと同じ系統です。200Vコンセントの増設工事(一般に数万円)で使えます。三相200Vは「動力」と呼ばれる契約で、工場・事業所向け。家庭では基本的に契約できません。コンプレッサーの表示で「三相」とあれば家庭用の候補から外してください。
吐出空気量(L/min)
コンプレッサーが1分間に送り出せる空気の量です。エアツールにはそれぞれ消費空気量があり、吐出空気量がそれを下回ると、タンクの空気を使い切った時点で圧力が落ちて作業が止まります。連続使用する工具(スプレーガン、サンダー)ほどこの数値が重要です。吐出空気量は圧力が高いほど少なくなるため、「0.6MPa時」のように圧力が書かれた値どうしで比べてください。
最高圧力(MPa)
タンクに貯められる最大の圧力です。一般的なエアツールは0.6〜0.8MPaで動くため、常圧機(最高0.8〜1.0MPa)で足ります。高圧釘打ち機には2.0MPa以上の高圧専用機が必要で、常圧機では動きません。
第二種圧力容器
労働安全衛生法施行令で定められた圧力容器の区分で、ゲージ圧力0.2MPa以上で、内容積0.04立方メートル以上(または胴の内径200mm以上かつ長さ1,000mm以上)のものが該当します。エアコンプレッサーのタンクでは、おおむね40L以上が該当する可能性があります。事業所で設置する場合は、1年以内ごとに1回の定期自主検査などが必要になります(ボイラー及び圧力容器安全規則 第88条)。家庭での個人使用は対象外ですが、該当機種を事業で使う場合はメーカーと所轄の労働基準監督署に確認してください。
騒音値(dB)
運転時の音の大きさです。目安として、60dB未満は会話ができる程度、60〜70dBは掃除機と同程度、70〜80dBは走行中の車内より大きく、80dB以上は作業場向けです。住宅地で使うなら65dB以下、夜間なら60dB未満が現実的な水準です。カタログ値は一定距離での測定値なので、実際の設置場所では反響で大きく感じることがあります。