グラブプレッサー(グローブの型付けプレス機)に必要なコンプレッサー|0.6〜0.7MPa・1.5kWの目安と100V・200Vの選び方
この記事の結論
- 結論
- グラブプレッサーは空気の力でグラブを押す機械で、本体の電源は100Vでも、空気は別のコンプレッサーから送る。メーカーは「別途エア源が必要(1.5kW程度推奨)」としている
- 使う空気圧は、メーカーが0.6MPa前後を最適、導入した店が0.7MPa・1.5kW以上のコンプレッサーを条件としている。空気圧を上げるほど押す力が強くなる(0.6MPaで283kg、1.0MPaで472kg)
- 三相200Vの1.5kW機ならタンクを足さずに使える。100Vの0.75kW機で組むなら、補助タンクを足すようメーカーが案内している
- 誰のためのページか
- スポーツ店やグラブ工房でグラブプレッサー(グローブの型付けプレス機)を導入する予定で、組み合わせるコンプレッサーの能力と電源を決めたい人
- このページの目的
- グラブプレッサーに必要な空気圧とコンプレッサーの出力をメーカー・導入した店の公表値で確かめ、店の電源(100Vか三相200Vか)に合わせて機種を選べるようにすること
- 書き手の立場
- 元エアコンプレッサーの開発・プロデュースに携わっていた運営者が、その専門知見をもとに、特定メーカーに偏らない事実重視のメディアの立場で執筆・監修しています。 運営者情報
- 情報の出どころ
- 価格・評価は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの公式APIから取得し自動更新。スペックはメーカー公表値と販売ページの表記をもとに整理。最終更新 2026/11/07
野球グラブの型付けに使うグラブプレッサー(グローブプレッサー)は、空気の力でグラブを挟んで押す機械です。本体の電源はAC100Vですが、押す力は圧縮空気でつくるため、本体とは別にエアーコンプレッサーを用意する必要があります。この記事では、メーカーと導入した店が公表している数字をもとに、グラブプレッサーに合うコンプレッサーの条件と選び方をまとめます。
結論
- 空気圧:メーカー(エー・イー・エム)は0.6MPa前後を最適としています。導入した店(グランドスラム)は0.7MPaのコンプレッサーを条件にしています
- コンプレッサーの出力:メーカーは「別途エア源が必要(1.5kW程度推奨)」、導入した店は「0.7MPa・1.5kW以上」としています
- 電源ごとの組み方:三相200Vの1.5kW機ならタンクを足さずに使えます。100Vの0.75kW機なら、補助タンクを足して使うようメーカーが案内しています
グラブプレッサーのエアーまわりの仕様
| 項目 | エー・イー・エム Grab presser | グランドスラム GLOVE PRESSER |
|---|---|---|
| 本体の電源 | AC100/110V・10W | AC100V・10W |
| 使う空気圧 | 0.6MPa前後が最適 | 0.7MPa |
| コンプレッサーの出力 | 1.5kW程度を推奨 | 1.5kW以上 |
| 押す力(加圧力) | 0.6MPaで283kg、1.0MPaで472kg(両ページとも同じ数字) | |
| 空気消費量(L/min) | 公表なし | |
出典:株式会社エー・イー・エム Grab presser 製品ページ、グランドスラム GLOVE PRESSER 紹介ページ。2つのページは加圧力の数字が同じですが、同じ機械かどうかは明記されていません。
数字の読み方
空気圧を上げるほど、押す力が強くなる
グラブプレッサーは、空気圧が高いほど強くグラブを押します。公表値では0.6MPaで283kg、1.0MPaで472kgです。ふだんは0.6〜0.7MPaで使い、硬い革でもっと強く押したいときは、1.0MPa近くまで圧力を上げられるコンプレッサーが要ります。一般的な家庭用・小型の機種は最高圧力が0.8MPa前後なので、強い力を使う予定があるなら、最高圧力の欄を確かめてください。
「1.5kW」は2馬力クラス
コンプレッサーの出力1.5kWは、およそ2馬力にあたります。業務用の三相200V機でよくある大きさです。100Vのコンセントで使えるコンプレッサーは、多くが0.75kW(1馬力)前後までです。
圧力には少し余裕を持たせる
コンプレッサーは、タンクの圧力が設定の下限まで下がるとモーターが動き出します。アネスト岩田は、機械が使う圧力よりも、コンプレッサーの制御圧力の下限が0.1〜0.2MPa高い機種を選ぶよう案内しています。0.6〜0.7MPaで使うなら、下限が0.7〜0.9MPaになる機種が目安です。
店の電源に合わせた組み方
| 店の電源 | コンプレッサーの組み方(メーカーの案内) | 向く店 |
|---|---|---|
| 三相200Vがある | 三相200V・1.5kWの静音型。タンクは当面不要(タンクを足すとモーターの入り切りが減る) | 型付けの件数が多い店、強く押す作業がある店 |
| 100Vだけ | 100V・0.75kWの静音型に、縦型タンク(例:120L)を足す。小さめの機種なら40Lの補助タンクを足す | 三相200Vの工事をしたくない店、件数が少なめの店 |
出典:株式会社エー・イー・エム Grab presser 製品ページ。100Vで組む場合は、タンクにためた空気を使い切ると、圧力が戻るまで待ち時間ができます。型付けの件数が多い店ほど、三相200Vの1.5kW機のほうが待ち時間が少なくなります。
店頭で使う場合は、音も大事です。メーカーの例では、100V機は騒音値52dB、200V機は55dBの静音型が挙げられています。
条件に合うコンプレッサー(当サイトのデータベースから)
当サイトに登録している機種から、電源ごとに吐出空気量の大きい順に自動で並べています。吐出空気量の測り方はメーカーによって違うことがあります。タンクを足す前提で選ぶ場合は、本体のタンクの大きさにこだわる必要はありません。
三相200Vの機種
明治機械製作所 APK-110D
- 小型スプレーガンでの塗装
- 車体塗装やサンダーなど連続作業
- 不向き:200V電源のない家庭での使用
アネスト岩田 TLP75EG-10
- 小型スプレーガンでの塗装
- 車体塗装やサンダーなど連続作業
- 不向き:200V電源のない家庭での使用
明治機械製作所 GK-75D
- 小型スプレーガンでの塗装
- 車体塗装やサンダーなど連続作業
- 不向き:住宅地での夜間使用(騒音76dB)
明治機械製作所 APKM-75A-6P
- 小型スプレーガンでの塗装
- 車体塗装やサンダーなど連続作業
- 不向き:200V電源のない家庭での使用
アネスト岩田 TLP55EG-10
- 小型スプレーガンでの塗装
- 車体塗装やサンダーなど連続作業
- 不向き:200V電源のない家庭での使用
100Vの機種(補助タンクと組み合わせる)
藤原産業 L30LPF-01 30L
- 小型スプレーガンでの塗装
- 釘打ち・インパクトレンチなどの断続作業
HAIGE HG-DC991AL 36L
- 小型スプレーガンでの塗装
- 釘打ち・インパクトレンチなどの断続作業
- 不向き:住宅地での夜間使用(騒音80dB)
HAIGE HG-DC992 0.8L
- 小型スプレーガンでの塗装
- タイヤの空気補充・ブロー・エアブラシ
- 不向き:タンクが小さいため連続作業全般に不向き
高儀 TG-39LA 39L
- 小型スプレーガンでの塗装
- 釘打ち・インパクトレンチなどの断続作業
和コーポレーション SP-40TMX 39.5L
- 小型スプレーガンでの塗装
- 釘打ち・インパクトレンチなどの断続作業
- 不向き:住宅地での夜間使用(騒音78dB)
導入前に確かめること
- 電源工事:三相200Vの機種は、店に三相200Vの電源が必要です。無い場合は電気工事店に相談してください
- 置き場所と音:店頭に置くなら静音型を選び、お客さんの近くに置かない場所を決めておきます
- ホースと継手:グラブプレッサーの空気の入口と、コンプレッサー側のカプラーの形が合うかを確かめます
- 水抜き:タンクにたまる水(ドレン)は、使った日の終わりに抜きます。グラブの革に水が飛ばないよう、フィルターを付けておくと安心です
- 延長コード:100V機を延長コードで使うと、電圧が下がって動きが悪くなることがあります。詳しくは延長コード・発電機でエアーコンプレッサーは使えるかを参照してください
まとめ
グラブプレッサーは、本体とは別にコンプレッサーが必要な機械です。メーカーは0.6MPa前後の空気圧と1.5kW程度のコンプレッサーを推奨し、導入した店は0.7MPa・1.5kW以上を条件にしています。三相200Vがある店は1.5kWの静音型、100Vだけの店は0.75kW前後の機種に補助タンクを足す組み方が、メーカーの案内どおりの選び方です。強く押す作業が多い場合は、最高圧力が1.0MPa近くまで上がる機種かも確かめてください。
ほかの作業・機械に必要なコンプレッサーは、作業・機械別 コンプレッサーの選び方にまとめています。
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吐出空気量・タンク容量・電源の決め方と、用途ごとの目安を1冊にまとめたPDFです。メールアドレスを登録すると、すぐにご覧いただけます。
よくある質問
グラブプレッサーにはどれくらいのコンプレッサーが必要ですか?
メーカー(エー・イー・エム)は1.5kW程度のエア源を推奨し、空気圧は0.6MPa前後が最適としています。導入した店(グランドスラム)は0.7MPa・1.5kW以上のコンプレッサーを条件にしています。
100Vのコンプレッサーでも使えますか?
メーカーは、100V・0.75kWの静音型に縦型タンク(例:120L)を足す組み方や、小さめの機種に40Lの補助タンクを足す組み方を案内しています。タンクの空気を使い切ると、圧力が戻るまで待つ必要があります。
空気圧を上げると何が変わりますか?
押す力が強くなります。公表値では0.6MPaで283kg、1.0MPaで472kgです。
空気消費量(L/min)は公表されていますか?
当サイトが確認した2つのページでは公表されていません。コンプレッサーの出力(1.5kW程度)と空気圧(0.6〜0.7MPa)を目安に選んでください。









